2015/05/30

革は昔の方が良かったのか? 2

5/30/2015
(1) 大きさの目安
(2) Melville(1936年、1940年代)
(3) Allen Edmonds(1940年代頃)
(4) John Lobb London(1945年) vs Paris(2014年)
(5) Puy(1965年、2014年)
(6) 原皮の分類
(7) 米国の肥育について

(1) 大きさの目安

(1-1) 10cm 間隔のマス目なので、一マスは1デシ。黄色のスケールバーは2m。左から、


(1-2) 男性が広げたポーランド製(Weinheimer?)は 160デシ(17.2 ft2 )。

Grenson x Tenue de Nimes - Factory report

grenson

(1-3) オールデンのアウトレットで買ったという Haas は 260デシ。168デシは丸革でしょうか? 大きさは何種類か選べるのかも。

Jean-Christophe MULLER - PDG - TANNERIES HAAS - PRIX SPECIAL 2014

・・・I bought a large amount of scrap from a highend shoe company(Alden).・・・

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Haas Tanneries- Fill Me In Please! | Leatherworker.net


The Tiny Atelier

The Tiny Atelier


(1-4) 2割縮んで 210デシ(23 ft2 )ならば、Perlinger のシュリンク加工前は260デシくらい?

Full Hide (23 sq ft) $449.00

Shrunken Calf: Black | Fine Leatherworking


Shrunken calf goes through a special process to bring out the natural texture of the hide. These particular hides are sourced from Simmental cattle in Germany. These are considered to be one of the best sources for hides because of their alpine location and skin quality.

The initial process alone from raw hides to base tanning is a 150 hour process that spans the length of a week. This is three to seven times longer than other tanneries take. The 'shrinking' effect on the grain causes the hide to reduce by 20% in size, creating even higher value on every inch of the leather.

Full Grain Shrunken Calf Leather Hides | Fine Leatherworking

皮の自然な質感を引き出すための特別な工程によってシュランケンカーフは作られる。シュランケンカーフの特別な原皮はドイツのシンメンタール種であり、アルプス山岳地帯で飼われているので最上質の原皮の一つと見なされている。なめしには原皮からクロム鞣し終了まで150時間かけており、他社より3~7倍の時間をかけている。シュリンク加工によって革の大きさは20%小さくなり、革全面にとても高い価値(=シボ)を生み出している。


一般的になめしにはクロムなめしと植物タンニンなめしがあります。ペリンガー社ではクロームなめしを行っています。近年の技術の進歩によって世界的には24~40時間でなめすのが一般的になっていますが、このタンナーでは150時間を掛けてゆっくりなめしているそうです。革は96%のプロテイン(皮革)と4%のクロムの結合でできますが、時間を掛けて休ませながらなめすことでクロムとプロテインがよく定着したしなやかな革ができあがるのです。社長さんは「短時間でなめされた革とのクオリティの違いは表面だけでなく内側にも現れる。長年使うことでその違いを感じてもらうことに価値を置いている」と話す。

from ミュンヘン – 8 - 全ては最高級のカーフレザーのために。 | dacapo






(2) Melville(モノクロは1936年、カラーは1940年代

Story of My Life by Mr. Shoe


Story of Shoes, A (Part I)

Story of Shoes, A (Part II)


 大分小さいですね。

thom mcan 2 000013





(3) Allen Edmonds(1940年代頃)

Vintage Allen Edmonds: Modern Shoe Making

Vintage Allen Edmonds: The Shoe of Tomorrow! (circa 1940's)


 カラーのほうの革はモノクロよりやや大きめ?

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(4) John Lobb London(1945年) vs Paris(2011年、2014年)

Shoes For The Famous (1945)

John Lobb


 パリの革は大分大きいですね。

lobb 2 11 john-lobb-1-peau-1-chaussure-1262015

1 peau pour 1 chaussure : Dans l'atelier du bottier John Lobb | Journal du net





(5) Puy(1965年、2014年)

1965 - Les tanneries du Puy en Velay

Les Tanneries du Puy - Trophees de la CCI Haute-Loire 2014


 女性が広げた半裁と思われる革はそこそこ大きい革に見えるけど、男女の体格差を鑑みれば、現行カーフの半裁分よりも小さそう。

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 最後の丸革はカーフでしょうか?

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(6) 原皮の分類

Calf. The skin of a young or immature bovine animal not exceeding a certain weight: In—

  • Denmark, 12 kilos, salted weight.
  • France, about 14 kilos, salted weight.
  • Germany, 14 kilos, green weight.
  • Italy, about 14 kilos, salted weight.
  • Spain, 14 kilos, green weight.
  • Sweden, 11 kilos, salted weight (Scandinavian trim).
  • United Kingdom, about 7 kilos green weight (the heavier skin of immature milkfed animals under 14 kilos green weight is often termed "veal").
  • United States, about 7 kilos, salted weight.

Calf. 若く、十分に成長していないウシ属の動物の皮で、下掲の重量以下の皮。
  • デンマークでは、12キロ以下の塩蔵皮
  • フランスでは、約14キロ以下の塩蔵皮
  • ドイツでは、14キロ以下の生皮
  • イタリアでは、約14キロ以下の塩蔵皮
  • スペインでは、14キロ以下の生皮
  • スウェーデンでは、11キロ以下の塩蔵皮(ただし北欧式トリミングをした皮)
  • 英国では、約7キロ以下の生皮(十分成長していない乳飲み子牛で、カーフより重く、14キロ以下の生皮はヴィール(veal)と呼ばれる)
  • 米国では、約7キロ以下の塩蔵皮


Veals. The name occasionally given to large calfskins, almost as large as a kip.

Veals. キップに近い、大きめのカーフスキンをヴィールと呼ぶこともある。


Kip or Kipskin. Light rawhide from a grass-fed, immature bovine animal, of European or American origin, between the size of a calf and a matured animal. These hides weigh from 16 to 25 pounds in the green-salted condition. The term includes skins from calves which have grown larger than the size usually slaughtered for veal, and from certain breeds of undersized cattle which may have reached maturity.
 In Germany the term refers to hide of the Asiatic Zebu; in Spain these hides are between 15 and 19 kg. (33 to 41.4 lb.) green weight.
 "Kip" also means pretanned hide from a small mature bovine animal (other than buffalo) of Southeast Asian or possibly East African origin. When vegetable tanned in the Indian subcontinent, it is known as "East India tanned kip" or briefly "E.I. kip."
 Finally, "kip" is used to designate a pack of 30 finished chamois skins.

Kip or Kipskin. 草で育てられた十分成長していないヨーロッパ産あるいはアメリカ産のウシ属の動物の軽い皮で、大きさは子牛と成牛の間で、7~11キロの塩蔵皮。米国ではヴィール(大きめのカーフ)よりも大きく育った子牛の皮をキップと呼ぶが、成長しきっても小型の品種の蓄牛の皮をキップと呼ぶ国もある。
 ドイツではアジア産のコブウシの革をキップと呼ぶが、スペインでは15~19キロのコブウシの生皮をキップと呼ぶ。
 「キップ」はまた、東南アジア産、場合によっては東アフリカ産の小型の成牛(水牛、野牛は除く)の皮を指すこともあり、インド亜大陸で植物鞣しされた革は、「East India tanned kip」、略して「E.I. kip」と呼ばれる。
 最後に、「キップ」はシャモア革の30枚パックも指す。

DICTIONARY of terms used in the HIDES, SKINS, AND LEATHER TRADE (1974)


Animal By-Product Processing & Utilization

Animal By-Product Processing & Utilization


早産によるハラコ
Small (妊娠初期) 9~19デシ
Medium (妊娠中期) 19~33デシ
Large (妊娠後期) 47~56デシ

Calf Slink (Unborn calf skins) | Chichester, Inc.

カーフスキン
 アメリカの牛原皮重量区分によると、生後6か月以内の子牛の皮で原皮重量が9.5~15 lb (ポンド)(4.3~6.8 kg)の範囲のものをへビーカーフ、9.5 lb 以下のものをライトカーフと分類している。成牛皮に比べて銀面は平滑できめが細く、また繊維も細く柔らかいので最高級の革となる。

キップスキン
 中牛皮ともいう。皮の大きさ、品質とも小牛皮と成牛皮の中間に位置する。アメリカの牛原料皮重量区分によると塩生皮で15~25ポンド(6.8~11 kg)のものを指す。これより重い25~30ポンド(11~13.5 kg)のものをオーバーウェイトキップという。

皮革用語辞典 | JLIA


カーフスキン(Calf Skin)
 生後6ヶ月くらいの仔牛の皮。薄手で繊維組織が緻密でキメ細かく、美しさ抜群。重さ9.5~15ポンドのものをヘビーカーフ、9.5ポンド以下のものをライトカーフと呼び、大きさはライトカーフは90デシ(1デシは10cm平方角)、ヘビーカーフは130デシくらいです。

キップスキン(Kip Skin)
 生後6ヶ月から2年くらいの中牛皮。厚みも加わり、カーフに次いでキメ細かく、豊かな美しさをしています。大きさは、150~200デシくらいです。

皮革の種類と特徴 | 日本革類卸売事業協同組合


 まとめると、

米国、日本 英国 ヨーロッパ
~4 kg ライトカーフ 90デシ カーフ カーフ
4~7 kg ヘビーカーフ(※) 130デシ
7~11 kg キップ 150~200デシ ヴィール
11~14 kg オーバーウェイトキップ

※ キップに近い、大きいカーフをヴィールと呼ぶこともある。


 ちなみに、フランスの原皮会社の分類。120~130 デシのカーフって、どこのメーカーが使っているんでしょうね。

カーフ 7 kg 120~130 デシ
11 kg 200~230 デシ
14 kg 270~290 デシ
16.5 kg 300~320 デシ
ヘビーカーフ 20 kg 350~370 デシ
ステア、ヘファー 23 kg 370~380 デシ
カウ 22~23 kg 410~420 デシ
29 kg 450~460 デシ
34~35 kg 500~510 デシ
ブル 30~31 kg 440~460 デシ
39~40 kg 520~540 デシ
50~52 kg 600~620 デシ

Les Cuirs de l'Ouest | Hides & Skins Holding SAS






(7) 米国の肥育について

A typical steer weighs from 1,300 to 1,400 pounds. Its carcass yields about 850 pounds of meat, which sells wholesale for an average of $2,300, according to the U.S Department of Agriculture. The hide sells for about $100, making it a mere 4.3 percent of the value of the animal. (Dairy cattle hides cost a little less, but the meat-to-hide ratio is the same.)

Your Salad Lunches Are Killing American Leather | May 27, 2015 | Bloomberg Business

ステア一頭の体重は1300~1400ポンドで、枝肉が850ポンドほど取れる。米国農務省によると、枝肉は卸値で平均2300ドルになるが、原皮は約100ドルで、一頭の価値で原皮が占める割合は4.3%に過ぎない。(乳牛の原皮は肉牛より少々安いが、枝肉と原皮の価値の比率は変わらない。) 


Cow size is growing | Feb 1, 2009 | BEEF Magazine

 肉用牛の大きさはどのくらいのでしょう? これに答えるには、米国蓄牛業界での「遺伝学的革命」の始まりと名付けたい頃に戻る旅が必要だ。

 1975年当時、400ポンド(180kg)の離乳子牛が良い子牛と見なされていたが、現在、400ポンドではほとんどの農家は赤字だろう。生産コストが上がった現在、黒字にするためには、600ポンド(270kg)くらいの子牛に育てる必要がある。以下の技術によって生産性が向上した。

  • 一つ目は遺伝学。1975年から、ヨーロッパの品種が子牛の離乳体重に大いに影響を与えてきた。補完効果と雑種強勢効果の開発や交雑育種も影響を与えてきた。また、後代がどれだけ改良されるかを予測した遺伝的評価値である期待後代差技術の発展も離乳体重を増加させた。
  • ワクチン接種、寄生虫制御、抗生物質といった健康プログラムの改善、繁殖方法と分娩時期の管理が、離乳期間を一様にし、離乳体重を増加させた。
  • 栄養プログラム全般が改善した。放牧地の種の多様性、量、全般的品質は低下しているが、飼料の品種改良とマメ科植物の牧草地への導入に成功した。また、必要な栄養と餌の栄養の差をより理解することで、栄養補給方法が改善した。特に雌牛には効果的だった。

 ここ30年間で子牛の離乳体重が200ポンド(90kg)増えたことで、ステア(去勢牛)、へファー(未経産牛)、ブル(雄牛)、カウ(雌牛)の枝肉重量も大いに増えた。

 これは我々が牛の成長を選んだ結果であり、成功したのだが、枝肉が大きくなり過ぎていることが現在の懸念になるほどである。動物育種家は、成熟時の増分を引き起こす成長形質を改良しすぎることを警告した。

 図1の通り、カウ(茶)とステア(緑)の枝肉重量はほぼ同じ傾きで増えていった。ブル(青)の枝肉重量がカウとステア以上の傾きで増えていったのは、種牛の選別に力を尽くした結果である。へファー(赤)の増分がカウとステアの増分より50ポンド多いのは、MGA(ホルモン剤)の埋め込み方法が改善し、使用量が増えたためである。ステアのように大きいへファーを育てる試みは有効だったと思われる。

 図2の通り、カウの平均枝肉重量は1975年に475ポンドだったが、2005年には621ポンドへ増えた。・・・

fig1 carcass-weights

fig2 difference-slaughter-weight

※ よく調べていないのですが、ホルモン剤を使うのはへファーだけということなのかな? ホルモン剤を使ったへファーは、1975年ではカウより81ポンド(=556-475)大きく育ち、30年間のホルモン剤の改良によって、2005年では129ポンド(=750-621)大きく育つようになって、ステアの大きさに近づいた、ということなのかな?

 ちなみに、日本の交雑種のメスはホルモン剤を使わなくてもオス並みに大きく育つようですね。
肉用牛経営をはじめませんか

肉用牛経営をはじめませんか | 山口県

黒毛和種 交雑種
去勢 去勢
体重 740 kg 480 kg 725 kg 630 kg
枝肉価格 93 万円 77.8 万円 62.5 万円 52 万円
枝肉価格/体重 1.3 千円/kg 1.6 千円/kg 0.86 千円/kg 0.83 千円/kg

5 Comments:

みき さんのコメント...

The initial process alone from raw hides to base tanning is a 150 hour process
の所は
なめしには150時間かけており
という訳がついていますが、原文の意味は原皮からクロム鞣し終了まで150時間である
という意味ですね。
大峡製鞄の人は特別なものであると信じこみたいのでしょうが、、、
残念ながら、技術の進歩から取り残されている日本のタンナーにおいては、ウェットブルーになるまでに1週間以上かかるのは、あまりにも普通の事です。
オートモーティブ用のタンナーや、パッカーで行われているクロム鞣しでは、原皮からウェットブルーまでが48時間、あるいは最短24時間で行われている事もあるとは聞きますが。

べじたん さんのコメント...

> The initial process alone from raw hides to base tanning is a 150 hour process
> の所は
> なめしには150時間かけており
> という訳がついていますが、原文の意味は原皮からクロム鞣し終了まで150時間である
> という意味ですね
ありがとうございます。端折りすぎましたね。
クロム鞣しには3日かける(72時間回しっぱなし?)と大峡の記事に書かれていました。
[blockquote][url=https://archive.is/Wz3PF#selection-661.1-661.19]http://www.ohbacorp.com/selectnews.php?page=3[/url]
タンナーでは見慣れた下なめし用のタイコ、カーフ専用なので、サイズも小さい。
この作業だけで3日かけて丁寧に鞣す。
手間隙惜しまないのが、世界最高峰のレザーを創りだす基本。
[/blockquote]

べじたん さんのコメント...

> 大峡製鞄の人は特別なものであると信じこみたいのでしょうが、、、
> 残念ながら、技術の進歩から取り残されている日本のタンナーにおいては、ウェットブルーになるまでに1週間以上かかるのは、あまりにも普通の事です。
> オートモーティブ用のタンナーや、パッカーで行われているクロム鞣しでは、原皮からウェットブルーまでが48時間、あるいは最短24時間で行われている事もあるとは聞きますが。
ペリンガーも最新設備を導入していないから時間が掛かるだけではないか?というご批判と受け止めました。米国の販売店とdacapoの記事両方に書かれていることからして、150時間というのはペリンガーの社長がいつも使っているセールストークなんでしょうね。クロム鞣しで時間や濃度を変えると仕上がりがどう変わるかなんて先行研究はありそうなので反証できそうです。
レッドウィング(塩蔵皮よりも生皮)やフラスキーニ(ピット槽に鞣剤を継ぎ足す)のセールストークの真偽もどんなものなんでしょう?
[blockquote][url]https://books.google.co.jp/books?id=wIAuOwbzbTIC&pg=PA53&lpg=PA53#v=onepage&q&f=false[/url]
タフでかつしなやかな革。そこにはまず原料からこだわる。鮮度の極めて高く塩漬けしていないフレッシュハイドを使用。
[/blockquote]
[blockquote][url]http://www.kabanya.net/weblog/2012/09/post-1256.html[/url]
クロームなめしの革の場合はクローム液をその都度洗浄して入れ替えてピット槽に漬ける。一昔前のフラスキーニーはそういう常識は無視して、うなぎの秘伝のタレのように交換する事なく継ぎ足して使っいて、その事で特別ねっとりしたクロームなめしの革を作っていた。きっと科学では解明できない?何かが作用して、その時代のフラスキーニの革は特別だったのだろう。異臭(アンモニア臭)はするし革表面は傷付き易いし綺麗ではない。でもそういう欠点に目を瞑っても使いたい魅力的ななめしの革だった。
[/blockquote]

みき さんのコメント...

鮮度の極めて高く塩漬けしていないフレッシュハイドを使用
どうでしょうね?
単純な乾塩法であっても、塩分によって可溶性となる成分も有り、余分なものを排除する助けにはなりますし。
単純に塩蔵しないほうが品質が良いと言う事でも無いと思います。
必要条件と十分条件と言いますか。
むしろ、防腐処理を行わないことによる、原皮のダメージの方が心配です。
例えば、血抜き等は1分1秒を争うものですし。
総合皮革科学15pにもありますが、基本的には剥皮から施塩までの経過時間が長いほど、腐敗菌によって劣化が始まります。
刺し身を冷蔵庫に入れずに放置してみましょうか?
フラスキーニの件は、今ではまずお目にかかれない2浴法の話だと思います。
6価クロムの液で満たされたピットに漬けた後、還元液に漬けて3価に戻す方法です。
同じく総合皮革科学の49pに有りますが、柔らかい革には良かったのでしょうね。

べじたん さんのコメント...

すごい!いつもありがとうございます。まさか6価クロムとは。