ニューヨークポストのゴシップ紙「Page Six」の記事ですが、International Leather Makerが取り上げたので炎上するかも。心当たりのある方はエルメスに問い合わせてください。
2万ドルのエルメス・バーキンから「マリファナのような臭い」がする | October 13, 2014 | Page Six
エルメスを象徴するバーキンが刺激臭の問題を抱えている。極めて高価なバッグだが、最近のオーダー分を返品している顧客もおり、マリファナの臭いがすると苦情を言っている。
顧客の中には2万ドル以上払った人もいるのだが、顧客らはエルメスのスタッフから、「酷く鞣された」革に問題があった、という説明を受けた。
顧客らは、直射日光下や暑い車の中でバッグが温められると、どういうわけか鞣し剤によってマリファナのような臭いが生じる、と主張している。
ある関係者はPage Sixにこう語った。
「スカンクの臭いがするため、エルメスのバッグがマディソン店などの米国の店舗に返品されている。この厄介な問題の解決方法がはっきりとは分からないため、問題のバッグはパリに返品している」
エルメスのバッグは限定販売で、しばしば、入荷待ちだったり、特注だったりするので、明らかに世界規模の問題である。
この問題はエルメスの全ての革製品で起こっているわけではないが、様々な色の複数の鞄・・例えば、バーキン、ケリー、ジジェエラン、価格は5千~2万ドル以上、2013~2014年に購入されたもの・・で起こっている。6万ドル以上するクロコ製のバッグでは起こっていないと考えられている。顧客によると、問題のバッグはパリに返品する必要があり、悪臭のする革を除去し作り直す、とエルメスのスタッフが言っていたそうだ。
エルメスのニューヨーク代理店はコメントの求めに応じなかったが、所謂「スカンク臭症状」は高級品に夢中になっている掲示板で話題になっていた。
あるケリーバッグの持ち主は、今年の1月、PurseForumにこのような書き込みをしていた。
「ケリーバッグを持って30分ほど車に乗ったら、死んだスカンクと思われる臭いがしました。さらに30分経っても、まだ、その臭いがしました。変だと思ったけど、その時はバッグが原因かもしれないとは思いもしませんでした。バッグをしまっていたクローゼットを今朝開けたところ、あの臭いがしたので、バッグが原因だったのだと、すぐに理解しました」
PurseForumの中の人が記事をあげてました。
嗅覚は記憶と密接に関係した感覚で、バッグ愛好家が新品の高級バッグの革の素晴らしい匂いを話題にするのは珍しいことではない。ディオールやトムフォードのように、革の匂いを香水に入れているブランドもある。一部の顧客には残念なことだが、エルメスが最近、新しい臭い・・スカンクあるいはマリファナの臭い・・を手に入れた。
PurseForumでスカンク臭のバッグが報告されたのは2013年12月に遡る。150ページ以上の書き込みから、ほんの数分でもバッグを直射日光下に置くと臭いが生じることが分かった。熱と光によって臭いが生じ、家や車の窓を開けて換気しなければならないほどの悪臭だ。微かな臭いなどではない。
ニューヨークポストのライターがPurseForumの苦情に気づき、エルメスに何らかの回答をもらいに行ったが、口の堅さでは悪名高いフランスブランドは回答しなかった。PurseForumの書き込みから、問題の臭いはエルメスで人気のトゴのバッグで最もよく生じるようだが、エプソンとクレマンスでも臭いは確認された。ニューヨークポストのライターが書いているように、エルメスは汚染された革で様々な商品を作っており、世界中に発送しているので、特定の店舗や地域に限定される問題ではない。
最近買ったバッグでテストをしたいなら、直射日光下に置き、数分温めてみると良い。臭いが生じた場合、エルメスも今では問題を自覚しているはずで、バッグをフランスに送り、違う革で作り直すのが唯一の解決方法のようだ。PurseForumによると、臭いの原因は革の製造工程のどこかで生じたもので、時間とともに消えていくような物ではない。
この問題を経験した人がいれば、バッグの種類とエルメスの対応をコメント欄でお知らせ下さい。
Hermès Bags are Being Returned Because They Smell Like Skunk | PurseBlog
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