- ヴィトンに革を供給して16年になり、ラルフローレンに山羊革を供給しているナイジェリアのタンナーGod’s Little社に、英国民の税金を使った外国支援事業が2つ行われたが無駄に終わった。
- 廃水処理設備を作ろうとしたが、大型ファンが届かなかったので事業中断した。
- 皮の廃棄分で鶏の餌を作ったが、トウモロコシなどの従来の餌のほうが良かった。
- この2つで£10,000使った。内20%が税金に相当する。
- Rees-Mogg英下院議員 「ここの革を使っている大企業らの年次報告書には、社会・環境への取り組みが書かれているだろう。最も高い基準で取り組むとほぼ確実に書いているだろう。大企業らが自発的に取り組むべき事業であって、英国民の税金を使う事業ではない」
- God’s Little社は、£1.40/sqft(24円/デシ)でイタリアの輸入業者Romano brothersに販売。
- Romano brothersはイタリアのタンナーEuropellに販売。
- Europellはスエードに加工して、Yves Saint Laurent, Ralph Lauren, Fendi, Gucci, Louis Vuitton, Jimmy Choo, ValentinoのOEMをしているトスカーナ州の複数の工場に販売。
- OEM工場の一つであるMorelli Group社長 「スエードの製造はナイジェリアから始まった(ことは知っている)」
- 同社製品マネージャー 「ラルフローレン向けの来期の婦人用スエードシャツの卸価格は約£275」
- 同様のスエードシャツの現在の小売り価格は£1,882なので、来期は£2,000以上になるだろう。
ぼろぼろのGod’s Little社。
輸出用にパッキングする前に防カビ溶液で山羊革を洗う労働者ら。防カビ溶液のガスを吸わないようにマスクをしている者や、エプロン代わりに黒のゴミ袋を巻いている者。
ナイジェリアからのウェットブルーを検品しているEuropell社社長。
ラルフローレンのスエードジャケットを持つMorelli社社長。
God’s Little Tannery
記事の主旨は税金の使い方ですが、何故か自発的にパープルレーベルのスエードシャツの卸価格を言ってました。調べれば簡単に分かるから言ったのかもしれませんが。
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